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2018/03/22

Logbook P.56 困窮

 結局、魔人の対価を聞くことなく、俺は家に帰ってきていた。同志からの情報が確かならば、間違えなく俺は記録を残しているはずだ。いや、記録を残していないなら、俺が元の世界に帰る方法は分からないに等しくなる。俺は少しの焦燥感を感じつつ手がかりを探した。
 ログブック。やはりこれが怪しい。俺のコルセットもそう言っている。だが、いくら読み直しても腰の調子についての記述しかない。俺は腰に冷や汗を流しながら、頭を抱えた。

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