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2018/03/04

Logbook P.42 激闘

 ボールはエビにより魔神に返された。
「次はないぞ。」
魔神は鋭い眼光をあつくに向けながら言い、ボールを放つ。あつくはすぐさま、3回指パッチンし三人のサンタコスを召還した。三人のサンタはボールに当たり、小松菜の横まで飛んで行った。かわいそうに。俺は冥福を込めて腰を撫でた。
 とかやっている間に、後方にはサンタの山ができていた。そして、エビがボールを拾いに行く。そこで俺はあつくに問いかけた。お前には血も涙もないのか。
「いや、50人が限度なんだ。もうサンタは出せない。」
想定していなかったあつくの回答に、俺は唖然とした。じゃあどうするんだよ。俺はあつくに疑問をぶつける。
「こうする。」
あつくは近くにいた星太を盾にする。俺は星太の頬に光る何かが流れるのを見逃さなかった。

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