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2018/03/06

Logbook P.44 終焉

 魔神にボールが渡る。それとほぼ同時にあつくがものすごい速さで俺の方へ近づいてくる。狙う魔神。追うあつく。逃げる俺。コートは唐突にみつどもえとなった。あつくが俺をとらえると同時に、魔神がボールを放つ。これが弱肉強食か。俺の頬に涙が流れるのを感じた。
 そこから先のことはあまり覚えていない。数少ない記憶には、俺の顔を見て爆笑する御鶴、段、ポリプロピレンの爆笑している姿と襲い来るボールしかない。そうして、最悪な異能力ドッジボール大会は幕を閉じたのであった。

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