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2018/02/28

Logbook P.38 魔神

 鉄壁の攻防からおよそ2分。ついに魔神が動いた。あつくは魔神などお構いなく、ボールを投げ続けている。
「我は魔神、降神の異能をもつ者。我が前にひれ伏せ。」
魔神が言った。その威圧感は、ずしんと俺の腰に響いている。星太は驚愕し、口をぱくぱくさせ、小松菜に関してはコートの隅で震えている。
「降りよ、万物を超越する神よ。我、魔神となりて雷の如く輩を打ちのめさん。」
魔神は厨二臭いセリフを吐き両手を広げる。これは意外とまずい状況なのではないか。俺の腰は冷や汗を流し始めた。

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