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2018/02/14

Logbook P.29 星太

 「俺は星太、キラキラ光るシャイニングスターになる漢だ!!」
星太は、そう叫ぶとともに輝き始めた。星太の肌は白い光に包まれ、例えるならば等身大スタンドライトと言ったところだろうか。
”出ました!星太選手の異能「光る力」です!!対価はなんと80W/h、蛍光灯2本ほどの体力消費なんだとか!エコですね!!さて、ここからどのように反撃するのか期待ですね~!”
星太、お前…そんな力が。一応驚いてみたが、いまいちすごいのかわからない。とりあえず、俺は星太の次の動きに備えることにした。
 「うおおおおぉぉぉぉおおおお!!」
星太は叫び声を上げながらボールを放つ。きっと、これで一人アウトにできるだろう。俺は高を括りながらボールの動向を観察する。ボールはそれなりに速い速度でテランゴにに向かって飛んでいき、そのままテランゴにキャッチされた。
”お~っと、星太選手の渾身の一球がテランゴ選手に取られてしまったー!!テランゴ選手、空気を読まないっ!!”
リクヤンのヤジを無視し、テランゴは叫ぶ。
「俺の右手は虚無をも切り裂く。くらえ、ロリコスモジャスティスシューーット!!」
乾いた爆発音とともに、テランゴの手からボールが投げられる。ボールの先には音に驚いてしりもちをついた輝く漢がいた。星太が避ける間もなく、ボールは星太の足に当たりフロアに落ちてしまった。

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