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2018/02/25

Logbook P.35 リア充

 小松菜はボールを持ったまま固まっていた。理由は簡単だ。観客席から小松菜の彼女がな投げないようにお願いしているからだ。これだからリア充は。俺は呆れながら腰をさする。星太は羨ましそうに小松菜を眺め、TKNはぽけ〜っとしている。このチームはもうダメかもしれない。俺はそう思い、小松菜からボールを奪う。そして、ボールをあつくに向かって投げた。
 ボールは不安定な軌道を描きながら飛んでいき、段に取られてしまった。観客席のサンタクロースたちから大ブーイングを受けるが、そんなことは気にしていられない。俺がしょぼいせいでチーム「魔神」にボールが渡ってしまったのだから。俺は、俺の焦燥感に伴いコートが緊迫するのを腰で感じた。

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