”ここで星太がアウトにーっ!!4ストロークエンジン、これは痛手なのでは?!”
確かに星太のアウトは痛手だが、外野からあつくが帰ってくるので実質問題はない。ボールも俺たちが保有しているため、まだ反撃の余地はある。あつくはボールを拾い、数秒の後に俺に語り掛けた。
「ちょっと本気出していい。」
あつくよ。何を言っているのだ。さっきまでの君は本気じゃなかったのか。俺はあくつに聞き返した。
「外野だから使いようがなかったんだ。でも、内野ならできる。」
なるほど。あつくは異能を使うつもりだな。星太の二の舞は演じるなよ。俺はあつくに釘を刺した。そしてあつくは一人、コート中央に向かうのであった。
0 件のコメント:
コメントを投稿