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2018/02/18

Logbook P.33 決着

 テランゴの投げたボールは、一直線にあつくの方へ飛んでいく。あつくーーーーっ。俺が叫んだところでボールは止まらない。ボールはあつくの膝に当たり、斜め上方に飛んでいく。ボールが向かうその先にはTKNがいた。
「TKN、捕るんだ!!」
小松菜が叫んだ。
「ほえ?」
小松菜の声に驚いたTKNは、阿呆みたいな声を出し、ボールに当たる。そう、テランゴは見事なWアウトを決めたのであった。
 「おおおおお!!!!」
あつくに召喚されたサンタクロースたちが観客席から歓声を上げ、テランゴコールを始めた。これでチーム「4ストロークエンジン」も俺と小松菜のみ。外野ではTKNが星太を充電している。内野では小松菜が諦めムードを出しており、なんか気まずい。
「降参しようぜ。」
小松菜が提案する。そうだな。俺も賛同し、チーム「4ストロークエンジン」は降参することにした。
”お~っと、4ストロークエンジンが降参したようだー!!Aコートの勝者はチーム「一号館」です!!”
リクヤンの実況と、サンタクロースたちの歓声により、第一試合は幕を閉じたのであった。

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