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2018/01/03

Logbook P.0 プロローグ

 某奴隷船から解放され、早くも2ヶ月たった。大学一年の夏休みは一瞬で終わり、俺こと斉藤腰助は後期の学生生活を楽しんでいた。そう言いたいのは山々だが、今の俺にはそう言った余裕が無い。絶起したのだ。今乗っている電車なら、1限が始まって10分後には教室に着くはずだ。だが、俺の腰が疼く。俺の腰が疼く時は何かしら悪いことが起きるのだ。例えば遅延とか。遅延証明書が発行されるのは有難いが、1限に間に合わなければ元も子もない。俺は少しの不安感に苛まれながら腰を摩った。

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