暫く腰を摩っていると続々と同居人達がやってきた。俺は軽く挨拶を済ませ、Twitterに勤しむ。だが、1ヶ月間同じ部屋に泊まる仲間であることを思い出し、もう少しコミュニケーションを取ることにした。コミュニケーションがてら、適当にあだ名をつけてやろう。そう思い俺はほくそ笑んだ。
まずは向かい側のボンクの奴からだ。メガネといい、棚に並べられたグミといい、あだ名をつける余地は沢山ありそうだ。話を聞いているうちに、こいつが日本グミ協会とやらに入っている事がわかった。ツイートしたいという気持ちを抑えつつ、こいつをグミオタと命名した。
次は俺の上のボンクのヤツにしよう。そいつの顔をふと見てみる。瓶底メガネのようなメガネをかけている男は、滝廉太郎その者だった。その男を廉太郎と命名し、密かにツイートした。
2人のあだ名をつけ終わったところで、聞き慣れないブザー音と共に放送がかかる。
「課業始め15分前。第一教室に集合のこと。」
遂に乗船実習が始まるのか。再び腰が痛くなる。
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