神話(mythos)と自然哲学(philosophy , physica)
宗教と哲学は考え方が似ている?
~世界の始まり~
その昔、世界にはカオス(混沌、不分明)しかなかった。
それに対し、神は言った…
「あんなこといいな、できたらいいな♪あんな夢こんな夢たくさんアルケーど♪やっぱり、一番欲しいのは…」
神が「光あれ」というロゴス(真理)を言っちゃったので、カオスが光と闇に別れた(分節化)のだ。
ついでに天空(ウラーノス)と大地(ガイア)が別れたり、いろんなものが分節化したために世界ができたんだってさ!
Fin.
〜そもそもアルケーとは?〜
全ての根底にあるもの(=存在)であり、全てのものになるもの(=生成)である。
こんな感じで始まりましたがこんばんは、ノムランティヌスです。
ちなみに冒頭の「宗教と哲学は考え方が似てる」っていうのは個人的意見です。
どこが似ているのかというと、考え方が因果関係に基づいているってことで…
例えば、宗教では神(原因)が世界(結果)を作ったのに対し、哲学ではアルケーから万物ができてるって感じですね。
で、因果関係に基づく推論を合理的推論と言います。
~合理的推論とは~
最良の説明への推論のこと。
「xの存在を措定するのでなければyという知覚可能な現象を適切に説明することができないのであるならばxは存在すると信ずることができる」という思考のこと。
タレス (BC.624~BC.546)
key word 『アルケーとして何があるか?』
哲学の生みの親的な存在。
タレスはアルケーを水だと考え「万物は水である」といった。
つまり、タレスは石を見ながら「あれって水でできてるんじゃね」って考えたのかな…?
まじ、爆笑(爆笑)
ヘラクレイトス (BC.540~BC.484)
key word 『存在とは何か』
ヘラクレイトスは世界のあり方(存在)を変化という姿で考えた。
そこで「万物は流転する」的なことを言ったそうな…
意味的には、「同一的なものは存在しない、常に変化するんやで」…と、僕のノートに書いてありました。
流転はパンタレイと呼ばれ、変わらないロゴスがあるようです。
で、ヘラクレイトスと対極な考えを持っていたのがパルメデニスです。
一言で考え方をまとめてしまうと、「あるものはある、ないものはない」と言う感じです。
サバサバしているというか、なんというか…僕はパルメデニスの当たり前ポエム感が好きです。
ソクラテス (BC.469~BC.399)
key word 『無知の知』
ソクラテスは人間の活動の目的、つまり人生の目的を幸福になることだと考えた。
そこから始まる、愉快痛快寿ストーリーを紹介しよう!!
事実とは異なる点がいくつかあります。
幸福になるためにはどうしたらいいのだろうか?
ラテスは考えた。
「善く生きればいいんじゃね?」
善く生きるためには、善美を知っていなければならなかった。
だが、ラテスは善美を知らなかった。
そこで、ラテスはアポロンに善美を訪ねた。
アポ「ラテス…お前がNO.1だ!!」
聞いたラテスがバカだった。
結局、善美については分からずじまいだったため、ラテスは広場で突撃インタビューを開始した。
ところがどっこい、どいつもこいつも善美について知ってるとか言っておきながら、誰一人として善美を知らなかった。
だがここでラテスは気がついた。
「あいつらは自分が知らないってことを知らなかったけど、俺は知らないってことを知ってた…。つまり、俺がNO.1だ!!」
これが、今後「無知の知」と呼ばれるものである。
ちなみにこの後、ラテスは無知を知らなかった者たちによって裁判にかけられたのであった。どうやらディスられたのが気に入らなかったようだ。
そしてアポロンもびっくり、死刑になったそうな…
頑張れば逃げれたらしいんだけど、逃げるのは正義に反する、つまり善美に反するということで逃げなかったらしい。
この時に残した言葉が「悪法もまた法なり」とのこと。
かっこいいぞ、ソクラテス!!
Fin.
プラトン (BC.428~BC.347)
key word 『本物とは』
プラトンはアマチュアレスラーです。
そんな落書きは置いといて、プラトンはソクラテスの弟子です。
本当の愛を探したロマンチストらしいっすね。
その他にも善美も探求していたり…
でもその探し方はプラトンの自然の中から探すと言った方法とは異なり、言葉の中での善美の探求をしたそうです。
で、その愛とか善美とかどこにあるのか。
そこで出てくるのが「イデア」です。
愛とか善美とかは二次的なもので、その概念とか理念たるものはイデア界というところにあるそうです。
だから、本物の美や愛は「永遠で普遍の真理」、要するに変化しないようです。
まじ、ロマンチック(笑)
アリストテレス (BC.384~BC.322)
key word 『10のカテゴリー論』
アリストテレスは実態とは何かを哲学していたようです。
実態とは経験的な個物であり、形相と質料に大別されます。
形相はエイドスといい、形、本質を意味し、質料はヒュレートいい、その材料を意味します。
で、この二つは不可分に結合しているそうです。
人はエイドスが共通でありヒュレーが異なるため、個性が生まれるらしいです。
不可分に結合していますが、ヒュレーがエイドスを目的とする運動を変化というそうです。
まぁ、質料という可能態が現実態(ある時の形相)を過程に完成態(最終的な形相)を目指す運動といったところでしょうか?
実態に関する哲学はこの他にもあり、四原因説というものがあります。
~四原因~
・形相因:質量を変化させて、それをあるものにしている
・質料因:あるものを構成している材料
・作用因:質料を変化させる動力
・目的因:その変化の目的
実態の認識というか、意味というか…
そういう系のアレです。
最後にkey wordにもなってる、10のカテゴリー論についてです。
カテゴリーとは主語に術後として付け加えることができる普遍的概念のことです。
簡単にいうと「subjectはobjectである。」という文に対し、objectに入るものは10個しかないと言ったものです。
そんでもって、その10個がなんなのかというと…
~10のカテゴリー~
実態(本質)、性質、量、関係、能動、受動、場所、時間、状態(能勢)、状況(所持)
らしいです。
この辺で…
改めまして、こんばんは!
なんの前振りもなく、古代哲学をまとめてみました。
というのも、最近何かと忙しいのでブログが全然更新できない(((;°▽°))
主な原因はテストです…
そんなわけで、ノートの代わりにここでまとめてみました( ´∀`)ハハハ
ってことで、もうこんな夜更けになってしまったので寝ます(ρω-).oO
それではみなさん良い夜を( ・∀・)ノシ
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